PEXA Supportについて

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タスクスケジューラー

はじめに

このドキュメントは、PEXAのサポート機能であるタスクスケジューラー機能について解説するものです。

タスクスケジューラー機能は、Linux環境におけるcronのように実行スケジュールを登録して、定期的にサーバーサイドで処理を起動するための仕組みです。 このような機能はUnix,Linux,WindowsなどのOSレベルでも用意されているため、それぞれの実行環境で用意されている仕組みを使用することでも同じ事はできます。 しかし、実行環境毎にやり方がことなることや、OSレベルのスケジューラーから呼ばれるプログラムの用意やデプロイなど、個別で行うには多少なりとも工数が発生します。 そこで、本機能によりAPサーバーの中で閉じた形でcron相当の仕組みを用意することで、上記の問題に対応します。


概説

このタスクスケジューラー機能は、以下の要素で構成されます。

それぞれについて以下で簡単に説明します。
詳細はタスクスケジューラー機能のアーキテクチャを参照して下さい。

TaskScheduleマスタ

タスクスケジューラー機能では、タスク実行スケジュールをマスタデータとして管理します。
このスケジュール情報の登録先マスタがTaskScheduleマスタです。
Linuxのcronとほぼ同じ形式で登録できるようになっています。


Task定義ファイル

このTask定義ファイルはテキストファイルで、PEXAプロパティ形式の記述内容となります。
1タスクがどんなタイプ(サービス呼出、プラグイン)のタスクで、実際に何を呼び出すかなどを記述します。

TaskScheduleマスタには、実行スケジュールデータに実行タスク名を記述します。
この実行タスク名は、Task定義ファイルに宣言されたタスク名となります。


TaskSchedulerFacade

タスクスケジューラー機能の本体です。
トランザクションをかけないStatelessSessionBeanとして提供されています。
このEJBがTaskScehduleマスタを参照し、受信した実行クロックの日付とマッチングしたら指定されたタスクを呼び出します。


TaskScheduleClock

TaskSchedulerFacadeに対して実行クロックを送信します。
具体的には、TaskSchedulerFacadeのonClockというメソッドを定期的に呼出し、その際に呼出時の日時を表すDateオブジェクトを引数として渡します。 TaskSchedulerFacadeはこの実行クロック受信時(=onClockメソッドが呼び出される毎)にTaskScheduleマスタのチェックとタスク実行を行います。

TaskScheduleClockは単純なコマンドライン実行のJavaプログラムとなっています。
接続先のAPサーバーに合わせて実行時のクラスパス設定を変更するだけで、どの環境でも利用可能です。



更新情報

  • 最終更新者 : $Author: morishita $
  • 最終更新日時 : $Date:: 2011-05-02 22:41:07 #$
  • バージョン : $Revision: 6374 $



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