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概要

動的フォームフレームワークとは、画面上で取り扱う項目の存在を定義する情報(以下、項目メタ情報)をデータベースに格納しておき、 その内容に従って入力用GUI部品を配置する仕組みを提供するフレームワークです。

通常、画面上でどのような項目を扱うかは画面設計時に決定されて、どのようなGUI部品としてどこに配置されるか等を画面デザイン作業を行って決定します。
この場合でも実行時にある程度の動的な制御が行われることがありますが、それは例えば以下のような、

  • Enable/Disable制御
  • Visible/Invisible制御
  • Background/Foreground制御
等の状態、表示に関する制御であり、画面上にどのような項目が存在するかと言うこと自体は画面設計時に静的に決定されています。

これに対して、動的フォームの場合はアプリケーション実行前は取り扱う項目が決まっていません。
データベースに格納されている項目メタ情報に従って、画面実行時に動的にGUI部品が展開されることになります。


使用用途

この動的フォームの使用用途としては、以下のようなケースを想定しています。

  • 工場の作業員向けの作業指示内容等の登録、参照
  • 製造業における、製造工程情報、製造機器の設定情報等の登録、参照
このような情報は、工場内の現場の人間にとっては仕事をこなすために必要な情報なので、ERP系情報システムでも登録や参照を行いたい情報です。
しかし、工場で使用する機器の入れ替わりや運用の変更等が現実には発生するため、作業情報の中に登場する項目の増減、変更などがシステム運用開始後に発生します。

このような場合、巨大な備考欄を用意して文章的に内容を記述するという方法もありますが、それでは入力項目の制御が出来ません。
そこで、データベースに項目メタ情報を登録できるようにすることで、運用時の項目の変化に対応できることを動的フォームは目的としています。


注意事項

PEXAにおいては、原則として、情報システムで取り扱う項目の存在を現象型という静的な定義ファイルで宣言します。
この現象型として存在が登録されていない項目は、そもそも存在するかしないかがアプリケーション側では分からないために、 例えば判定条件に使用するといったアプリケーション自体の制御には使用することが出来ません。

そのため、この動的フォーム上で取り扱う情報はあくまで人間が読み取って解釈する類の情報となります。
データベースに登録し、その内容をそのまま読み出して人間が参照するまでとなり、情報システム自体の挙動を制御するための判定条件などには使用できません。


更新情報

  • 最終更新者 : $Author: morishita $
  • 最終更新日時 : $Date:: 2011-01-14 12:56:58 #$
  • バージョン : $Revision: 5878 $



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