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概要

AET Frameworkとは、PEXAの基本ビジネステンプレートの一つであるAET処理をスキーマに基づき実行するFrameworkです。

従来のAET処理は、Activityにモデル操作に関するプロセスを記述(設計)して、それをServiceで実装するという形態でした。 この場合、Activityに多数のプロセスを記述する必要があり、一つのトランザクション処理に紐付くAccount数が増えるとメンテナンス性が悪化するという問題がありました。 また、Serviceによる実装においても通常のモデル操作に比較して処理が複雑であり、ロールバック処理等においてバグが発生しやすい環境にありました。

AET Frameworkは、AETの元になるTransactionの作成/編集/削除とそれに伴うAET処理を切り離し、AET処理だけを個別のスキーマとしてまとめて記述することを可能にします。 Transactionの作成/編集/削除とAET処理の分離によりAccountを追加した場合でもTransaction側の処理は影響を受けません。 また、スキーマ化することにより一般的にバグの温床になりやすいロールバック処理や、エラー判定などもFramework側で一括して処理を行います。


特徴

AET Frameworkには、以下のような特徴があります。

概念モデル

AETはPEXAの基本ビジネスパターンの一つで、システムで管理する対象の

  • 現在の残数(Account)
  • 残数の増減の履歴(Entry)
  • 残数を増減させたトリガ(Transaction)
をどのように記録すればよいかの概念を提供します。

AET Frameworkはこの概念に従って設計されたデータモデルを取り扱う仕組みであり、 またこのFrameworkを用いることはAETの概念に沿ってデータモデル及び処理を設計することを強要します。


専用スキーマ

AET Frameworkは、専用スキーマの記述内容に従って動作します。

AETの概念は実行時にはデータモデルの操作そのものとして表現されるため、今まではService Frameworkによって動作を記述していました。 しかしこの方法では多数のプロセスを正確に記述する必要があり、不具合が紛れ込む可能性が高くなっていました。

この問題に対して専用スキーマを提供することで対応しています。


疎結合

AET Frameworkでは、呼出元(Service)は実行する処理を明示的に指定しません。

AETスキーマ側に、それぞれの処理が実行されるべき条件が記述されているため、 呼び出された際には常に全てのAETスキーマが評価されて実行されるべき処理が都度抽出されます。

この仕組みにより、あるTransactionが発生した際に実行されるべきAET処理が増減したとしても呼出元で記述を変更する必要がありません。 不要となったAETスキーマを削除したり、増えたAET処理に対するAETスキーマを追加することで変更に対処できます。



更新情報

  • 最終更新者 : $Author: morishita $
  • 最終更新日時 : $Date:: 2011-05-23 11:00:07 #$
  • バージョン : $Revision: 6444 $



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