PEXA4.6以降の機能です。
サービスからメール送信するためのプロセスです。

JavaMailの機能を使用してメール送信を行うことが出来ます。
アプリケーションサーバーにデプロイされたMailSession(javax.mail.Session)で送信を行うので、 DB接続のデータソース設定と同じように環境毎の設定はアプリケーションの外部で指定します。 そのため、mailプロセスでは送信先や送信内容のみの指定でメール送信を行うことが可能です。

(任意のプロセス名
    format_type    mail
    (mail
        text_type属性(1)
        to宣言部(0|1)
        cc宣言部(0|1)
        bcc宣言部(0|1)
        from宣言部(0|1)
        from_name宣言部(0|1)
        replyto宣言部(0|1)
        subject宣言部(0|1)
        message宣言部(0|1)
        encoding宣言部(0|1)
        attachments宣言部(0|1)
    )
)

記述注：
    属性        あらかじめ決められた値を選択する(true/falseなど)
    宣言部      値または、値のリストを設定する
    セクション  入れ子で他の属性、宣言部、セクションを保持する可能性がある
                (値又は、値のリストが設定される場合もある)

    (1)：必須
    (0|1)：オプション
    (1以上):一個以上必須
    (0以上)：0個以上(オプション)

text_type属性

概要： 必須です。 送信メール内容がテキストメールなのかHTMLメールなのかを指定します。 区分値： plain：テキストメール html：HTMLメール ここで指定された値が、メールヘッダに埋め込まれるMIMEタイプにそのまま反映されます。

to宣言部

概要： 任意です。 メール送信先アドレス(TO)を指定します。 指定できるのは、String, String配列, Stringを格納したListになります。 送信先名を指定する場合は、"送信先名<送信先メールアドレス>"のように記述します。

cc宣言部

概要： 任意です。 メール送信先アドレス(CC)を指定します。 指定できるのは、String, String配列, Stringを格納したListになります。 送信先名を指定する場合は、"送信先名<送信先メールアドレス>"のように記述します。

bcc宣言部

概要： 任意です。 メール送信先アドレス(BCC)を指定します。 指定できるのは、String, String配列, Stringを格納したListになります。 送信先名を指定する場合は、"送信先名<送信先メールアドレス>"のように記述します。

from宣言部

概要： 任意です。 メール送信元アドレス(FROM)を指定します。 指定できるのは、String値のみとなります。

from_name宣言部

概要： 任意です。 メール送信元名(FROMの名前)を指定します。 指定できるのは、String値のみとなります。

replyto宣言部

概要： 任意です。 メール返信先アドレス(（Reply-To)を指定します。 指定できるのは、String値のみとなります。 返信先名を指定する場合は、"返信先名<返信先メールアドレス>"のように記述します。

subject宣言部

概要： 任意です。 メールの件名を指定します。 指定できるのはString値のみとなります。

message宣言部

概要： 任意です。 メールの内容を指定します。 指定できるのはString値のみとなります。 text_type=htmlとした場合は、このmessage宣言部でHTMLメールの内容をHTML形式の文字列データとして渡して下さい。

encoding宣言部

概要： 任意です。 メールの文字列のエンコード用のキャラクタセットを指定します。 指定できるのはString値のみとなります。 デフォルトは、ISO-2022-JPとなります。UTF-8等を指定することができます。

attachments宣言部

概要： 任意です。 メールに添付するファイル情報を指定します。 指定できるのはUpdatableまたはUpdatableのCollection値のみとなります。 指定したUpdatableには、以下の現象型を指定します。 現象型 内容 データ型 必須/任意 PEXA_MailAttachmentBodyBinary 添付ファイルのバイナリデータ pexa.share.util.cont.Binaryまたはbyte[]で指定 必須 PEXA_MailAttachmentFileName 添付ファイルのメール上のファイル名 String 必須 PEXA_MailAttachmentContentType 添付ファイルのコンテントタイプ String 任意 コンテントタイプはメール上のファイル名のファイル拡張子で以下のパターンで判断しますが、 それ以外のコンテントタイプを指定する場合にPEXA_MailAttachmentContentTypeを使用します。 "txt", "text/plain" "csv", "text/csv" "css", "text/css" "html","text/xml" "js", "text/javascript" "tsv", "text/tab-separated-values" "pdf", "application/pdf" "xls", "application/vnd.ms-excel" "ppt", "application/vnd.ms-powerpoint" "doc", "application/msword" "jpg", "image/jpeg" "jpeg","image/jpeg" "png", "image/png" "gif", "image/gif" "exe", "application/octet-stream" "bmp", "image/bmp" "zip", "application/zip" "lzh", "application/x-lzh" "tar", "application/x-tar" "jar", "application/java-archiver" "docx","application/vnd.openxmlformats-officedocument.wordprocessingml.document" "xlsx","application/vnd.openxmlformats-officedocument.spreadsheetml.sheet" "pptx","application/vnd.openxmlformats-officedocument.presentationml.presentation" PEXA_MailAttachmentContentTypeがNullでファイル拡張子も上記パターンにないときは、コンテントタイプは"application/octet-stream"を使用します。

mailプロセス実行時には、APサーバーにデプロイされたjavax.mail.Sessionを使用します。
そのため、あらかじめ実行環境にメールセッションの設定を行う必要があります。

設定方法はアプリケーションサーバー毎に異なりますので、詳細はそれぞれのマニュアルなどを参照して下さい。 一例として、JBossにおけるメールセッションのデプロイ設定について説明します。

JBossのMail設定

JBossでは、以下のフォルダ配下にあるXMLファイルでメール設定を行います。 %JBOSS_HOME%\server\{設定セット]\deploy\mail-service.xml 上記ファイルは元々上記のフォルダに格納されていて、設定サンプルが記述されています。 JBossではメール設定は１つしかデプロイできないので、このファイルの内容を直接書き換えて使用します。 このファイル中で記述すべき内容は以下となります。 JNDIName：JBossでは、「java:/PEXAMAIL」と指定します。 mail.user：メールヘッダに送信者として設定されます。 mail.from：メールヘッダに返信先として指定されます。 mail.smtp.host：SMTPサーバーのIPアドレスもしくはサーバー名を指定します。 mail.smtp.port：SMTPサーバーのポート番号を指定します。 以下、記述例です。 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!-- $Id: mail-service.xml 62349 2007-04-15 16:48:15Z dimitris@jboss.org $ --> <server> <!-- ==================================================================== --> <!-- Mail Connection Factory --> <!-- ==================================================================== --> <mbean code="org.jboss.mail.MailService" name="jboss:service=Mail"> <attribute name="JNDIName">java:/PEXAMAIL</attribute> <attribute name="User">nobody</attribute> <attribute name="Password">password</attribute> <attribute name="Configuration"> <!-- A test configuration --> <configuration> <!-- Change to your mail server prototocol --> <property name="mail.store.protocol" value="pop3"/> <property name="mail.transport.protocol" value="smtp"/> <!-- Change to the user who will receive mail --> <property name="mail.user" value="jboss-system"/> <!-- Change to the mail server --> <property name="mail.pop3.host" value="pop3.nosuchhost.nosuchdomain.com"/> <!-- Change to the SMTP gateway server --> <property name="mail.smtp.host" value="192.168.100.1"/> <!-- The mail server port --> <property name="mail.smtp.port" value="25"/> <!-- Change to the address mail will be from --> <property name="mail.from" value="jboss-system@atrris.com"/> <!-- Enable debugging output from the javamail classes --> <property name="mail.debug" value="false"/> </configuration> </attribute> <depends>jboss:service=Naming</depends> </mbean> </server>

(申請のREJECTをメール送信する
    format_type mail
    (mail
        text_type   plain
        to          @WF_Request/Requestor/メールアドレス
        subject     "申請が否決されました"
        message     "&Translate:{@WF_Request}{申請内容否決}"
    )
)

(MailSet
    format_type    session
    (session
        [session_keys
            MSG            &Cat:{'test mail body日本語'}{&SpecialChar:{LF}}{'下記はアクセスと同じですか？'}
            AT0Bin         &Read:{C:\\wsp\\temp\\att\\20170215dp.pdf}{Binary}
            AT1Bin         &Read:{C:\\wsp\\temp\\att\\CMPOrderExcelData.xls}{Binary}
            AT2Bin         &Read:{C:\\wsp\\temp\\att\\CMPOrderExcelData.xlsx}{Binary}
            AT3Bin         &Read:{C:\\wsp\\temp\\att\\SKUCSVOUTF1Data20160427001.csv}{Binary}
            ,
            [ATList
                PEXA_MailAttachmentBodyBinary      @AT0Bin
                PEXA_MailAttachmentFileName        "日本語01.pdf"
                ,
                PEXA_MailAttachmentBodyBinary      @AT1Bin
                PEXA_MailAttachmentFileName        "CMPOrderExcelData.xls"
                ,
                PEXA_MailAttachmentBodyBinary      @AT2Bin
                PEXA_MailAttachmentFileName        "CMPOrderExcelData.xlsx"
                ,
                PEXA_MailAttachmentBodyBinary      @AT3Bin
                PEXA_MailAttachmentFileName        "CSVData.csv"
                PEXA_MailAttachmentContentType     "text/plain"
            ]
        ]
    )
)
(SendMail
    format_type    mail
    (mail
        text_type    plain
        to           "xxxxxx@atrris.com"
        subject      "test mail日本語"
        message      @MSG
        encoding     "UTF-8"
        attachments  @ATList
    )
)

• 最終更新者 : $Author: morishita $
• 最終更新日時 : $Date:: 2010-03-19 22:48:07 #$
• バージョン : $Revision: 4891 $