PEXA Clientについて

チュートリアル

定義パターン

定義ファイル

リファレンス

目次

  1. はじめに
  2. プロパティファイルの格納場所及び実行時のパス
  3. アプリケーションプロパティ
    1. includeセクション
    2. プラグインプロパティのoverwriteセクション
    3. LocalResourceセクション
    4. 自由設定セクション
  4. 個別プロパティ
  5. プラグインプロパティ
    1. includeセクション
    2. PlatformStaticセクション
    3. 定義ファイルのパス指定セクション
    4. Content関連の定義セクション
    5. 参照の実装クラス定義セクション
    6. 参照フィルタの演算子実装クラス定義セクション
    7. エラーハンドラの実装クラス定義セクション
    8. コントローラ制御コマンドの実装クラス設定セクション
    9. デフォルトアクションの実装クラス設定セクション
    10. インタプリタの実装クラス設定セクション
    11. デスクトップの実装クラス設定セクション
    12. ViewFactoryに対する設定セクション
    13. ページレイアウトに対する個別設定セクション
    14. エリアレイアウトに対する個別設定セクション
    15. 仮想コンポーネントの実装クラス定義セクション
    16. VTableのセルレンダラ実装クラス定義セクション
    17. VTableのセルエディタ実装クラス定義セクション
    18. 仮想コンポーネントの個別設定セクション
    19. SwingViewUtilsセクション
    20. NotificationManagerセクション
    21. Receiverセクション
    22. Translatorセクション
    23. 権限チェック機能アダプタの実装クラス定義セクション
    24. 実行時設定の保存機能に対する設定セクション
    25. コンポーネント制御命令の実装クラス定義セクション
  6. FatalReasonメッセージプロパティ(非推奨!!!今後は使用しないでください。)
    1. 不明エラーのメッセージ記述セクション
    2. エラーコード毎のメッセージ記述セクション


はじめに

このドキュメントは、PEXAクライアントフレームワークで使用するプロパティファイルについて解説するものです。

プロパティファイルは、Java言語のプロパティ形式で記述するテキストの設定ファイルです。
フレームワークのコアに対してプラグインするクラスの指定や、設定ファイルの格納パスの指定等の 動作に関する設定を記述したり、画面に表示する文字列を定義したりするのに使用されます。

プロパティファイルは以下の4種類があります。

それぞれに対して以降のセクションで解説します。


プロパティファイルの格納場所及び実行時のパス

プロパティファイルのビルド前のソースは、プロジェクトワークスペースの以下のフォルダに格納されています。

  src/client/res
上記のフォルダに拡張子が".native"となっているファイルが格納されているので、このファイルを編集してビルドを行うことで".properties"という拡張子のファイルに変換されます。 このビルド後のプロパティファイルを実行時にClientFrameworkのエンジンに読み込ませることになります。

実行時に指定するプロパティファイルは、以下のように指定してください。
  env/client/res/プロパティファイル名
この時、プロパティファイル名には拡張子及び後半部分のロケール指定(_ja_JP等)は含めないで指定します。

指定例:ファイル名がsample_rich_client_plugins_ja_JP.nativeの場合
  env/client/res/sample_rich_client_plugins


アプリケーションプロパティ

説明 :
PEXAクライアントフレームワークでは、クライアントアプリケーション起動時のパラメータとして、このプロパティファイルを必ず指定します。
このプロパティファイルを入り口として、他の全てのプロパティファイルの情報がロードされて、フレームワークの制御情報として読み込まれます。

他のプロパティファイルとの関係は以下のようになります。

 ┌────────────┐         ┌─────────────────┐
 │ PEXA標準               │  load   │PEXA標準                          │
 │   プラグインプロパティ ├───→ │  FatalReasonメッセージプロパティ │
 └────────────┘         └─────────────────┘
              ↑
              │include
┌──────┴──────┐        ┌─────────────────┐
│プロジェクト              │  load  │ プロジェクト                     │
│   プラグインプロパティ   ├───→│  FatalReasonメッセージプロパティ │
└─────────────┘        └─────────────────┘
                       ↑
                       │include
                       │
                 ┌──┴───────────┐
                 │アプリケーションプロパティ  │
                 └──────┬───────┘
                               │
                               │load
                               ↓
                   ┌─────────┐
                   │個別プロパティ1  │
                   │                  ├─┐
                   └─┬───────┘  │
                       │ 個別プロパティ2 ├┐
                       └─┬───────┘│
                           │個別プロパティ3│
                           └────────┘
アプリケーションプロパティには以下のような情報が含まれます。
  • includeするプラグインプロパティの指定
  • プラグインプロパティの内容のオーバライド
  • アプリケーション毎の個別情報
  • 個別プロパティファイルの指定

記述セクション : アプリケーションプロパティの記述セクションは以下があります。

includeセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
# プラグインプロパティのinclude
# -------------------------------------------------------------------
include=env.client.res.xxx_rich_client_plugins

説明 :
プロパティの初期化時に取り込むプラグインプロパティを指定します。

記述フォーマット :
include={プラグインプロパティのフルパッケージ指定}


プラグインプロパティのoverwriteセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
# プラグインプロパティのoverwrite設定
# -------------------------------------------------------------------
# 統一フォント
SwingAreaLayout.Font.name=MS PGothic

説明 :
includeしたプラグインプロパティの設定をoverwrite(上書き)設定するセクションです。
プラグインプロパティの設定値と同じキーで値を記述すると、設定が上書きされます。
特定のドメインのみで特定の設定を変えたい(あるプラグインの実装クラスを入れ替えるなど)場合に記述します。

記述フォーマット :
{プラグインプロパティでの設定値キー}={上書きして設定する値}


LocalResourceセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
# 個別リソースへのリンク
# -------------------------------------------------------------------
LocalResource.CP_XXX_000_Popup=env.client.res.CP_XXX_000_Popup
LocalResource.CA_XXX_000=env.client.res.CA_XXX_000
LocalResource.CC_XXX_000_Edit=env.client.res.CC_XXX_000_Edit

説明 :
特定のPage, Area, Contentでのみ有効にしたい設定がある場合は、個別プロパティファイルを作成して そこに記述することになります。個別プロパティファイルとマッピングさせる対象のIDをこのセクションで行います。

記述フォーマット :
LocalResource.{個別リソースのマッピング対象のID}={個別プロパティのフルパッケージ指定}


自由設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
# アプリケーションの個別設定値
# -------------------------------------------------------------------
ログインヘッダータイトル=ワークフロー申請

説明 :
アプリケーション毎に自由にキーと値を記述できるセクションです。
ドメイン毎にアプリケーションの起動単位を分割しているような場合に、それぞれの起動単位で表示を 変えたい文字列をここに定義するといった用途に使用できます。

記述フォーマット :
{任意のキー}={任意の値}



個別プロパティ

説明 :
特定のPage、Area、Contentに対してのみ適用したい設定がある場合に作成します。 アプリケーションプロパティファイルで適用する対象のIDとプロパティファイルがマッピングされます。 記述セクションの区分けは無く、Javaのプロパティ形式であること以外は特に制約はありません。

記述フォーマット :
{任意のキー}={任意の値}


プラグインプロパティ

説明 :
フレームワークに対する制御パラメータを設定するプロパティファイルです。
アプリケーションプロパティからincludeされて読み込まれます。
以下のような情報が含まれます。

  • includeする親プラグインプロパティの指定
  • 親プラグインプロパティのオーバライド
  • 定義ファイルの格納パスなど、実行環境の情報
  • PEXAクライアントフレームワークのコアにプラグインする実装クラスの情報
  • 個々の機能に対する個別のパラメータ

記述セクション : アプリケーションプロパティの記述セクションは以下があります。

includeセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
# 親プラグインプロパティのinclude
# -------------------------------------------------------------------
include=pexa.client.std.res.pexa_rich_client_plugins

説明 :
親のプラグインプロパティを指定します。
プラグインプロパティでは、includeした親にあたるプロパティファイルの内容を上書きすることが出来ます。 上書き設定されている場合、常にincludeしている側の内容が有効になります。
基本的には、PEXAが提供している標準のプラグインプロパティをincludeして標準設定を取り込み、 そのうえで個別のプロジェクト毎に変更、追加したい設定を記述することをおすすめします。

記述フォーマット :
include={プラグインプロパティのフルパッケージ指定}


PlatformStaticセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# JavaVM単位での設定値。
# 以下の値はstaticメソッド経由で制限なしに参照できるデフォルト値であり、
# JavaVM起動時にpexa.client.std.platform.Platformsに対して登録されます。
#
# -------------------------------------------------------------------
# 日付フォーマット文字列
PlatformStatic.Date.format=yyyy/MM/dd
# 短縮形の日付フォーマット文字列
PlatformStatic.ShortDate.format=yyyyMMdd
# 日付時刻フォーマット文字列
PlatformStatic.DateTime.format=yyyy/MM/dd HH:mm
# 短縮形の日付時刻フォーマット文字列
PlatformStatic.ShortDateTime.format=yyyyMMddHHmm
# 年月フォーマット文字列
PlatformStatic.YearMonth.format=yyyy/MM
# 短縮形の年月フォーマット文字列
PlatformStatic.ShortYearMonth.format=yyyyMM
# 時刻フォーマット文字列
PlatformStatic.Time.format=HH:mm
# 短縮形の時刻フォーマット文字列
PlatformStatic.ShortTime.format=HHmm
# 和暦日付フォーマット文字列
PlatformStatic.WarekiDate.format=Gyy/MM/dd
# 短縮形の和暦日付フォーマット文字列
PlatformStatic.ShortWarekiDate.format=GyyMMdd
# 表示用の和暦日付フォーマット文字列
PlatformStatic.OutputWarekiDate.format=GGGGyy/MM/dd

# 取り扱い可能な最小日付(フォーマットは固定でyyyy/MM/dd HH:mm:ss)
#PlatformStatic.Calendar.min=1800/01/01 00:00:00
# 取り扱い可能な最大日付(フォーマットは固定でyyyy/MM/dd HH:mm:ss)
#PlatformStatic.Calendar.max=3001/12/31 23:59:59

説明 :
JVM起動時に一度だけ読み込まれる設定値を記述するセクションです。
ここで記述された設定は、一度読み込まれたら再読込されることはありません。 そのため、アプリケーションプロパティでのオーバライドは無効(禁止)です。

記述フォーマット :
PlatformStatic.{任意のキー}={値}


定義ファイルのパス指定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# 定義ファイルのパス指定
#
# -------------------------------------------------------------------
# ページ定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.Page.list=env/client/page/page_list.xml
# エリア定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.Area.list=env/client/area/area_list.xml
# コンテント定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.Content.list=env/client/content/content_list.xml
# メッセージ一覧定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.MessageList.list=env/client/message/messagelist_list.xml
# ページレイアウト定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.PageLayout.list=env/client/pagelayout/pagelayout_list.xml
# エリアレイアウト定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.AreaLayout.list=env/client/arealayout/arealayout_list.xml
# 通知定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.Notification.list=env/client/notification/notification_list.xml
# レシーバー定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.Receiver.list=env/client/receiver/receiver_list.xml
# 権限定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.AccessControl.list=env/client/access/access_control_list.xml
# エラーメッセージ一覧定義の一覧ファイル指定
DefinitionFactory.ErrorMessageList.list=env/client/error/error_messagelist_list.xml

# サービス定義の一覧ファイル指定
ServiceMapFactoryCreator.service_entry_url=env/service/client_service.entry
# モデル定義の一覧ファイル指定
CommonUpdatableMetaInfoFactory.model_entry_url=env/model/client_model.entry
# トランスレータ定義の一覧ファイル指定
TranslatorEntryFactoryCreator.translator_entry_url=env/translator/client_translator.entry
# モデルイベントテーブル定義の一覧ファイル指定
ModelEventTableFactoryCreator.model_event_table_entry=env/model_event/client_model_event_table.entry

# PhenomenonType.txtの指定
CatalogResource.PhenomenonType.txt=doc/design/tech/business/catalog/ptype/PhenomenonType.txt

説明 :
各種定義ファイルの格納パスを指定するセクションです。
以下の情報がここで定義されます。

設定キー :

設定キー 説明
DefinitionFactory.Page.list PageのIDとPage定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.Area.list AreaのIDとArea定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.Content.list ContentのIDとContent定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.MessageList.list メッセージのIDと定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.PageLayout.list ページレイアウトのIDと定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.AreaLayout.list エリアレイアウトのIDと定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.Notification.list NotificationのIDと定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.Receiver.list ReceiverのIDと定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.AccessControl.list 権限制御のIDと定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
DefinitionFactory.ErrorMessageList.list エラーメッセージのIDと定義をマッピングする一覧XMLファイルの格納パス指定です
ServiceMapFactoryCreator.service_entry_url ServiceのIDとSerivce定義をマッピングする一覧ファイルの格納パス指定です
MetaInfoManager.model_entry_url データモデルのIDとModel定義をマッピングする一覧ファイルの格納パス指定です
TranslatorEntryFactoryCreator.translator_entry_url トランスレータ名とトランスレータ定義をマッピングする一覧ファイルの格納パス指定です
CatalogResource.PhenomenonType.txt PhenomenonType.txtの格納パス指定です
ErrorUtils.FatalReasonMessage.ext ※非推奨!!!ErrorMessage定義を代わりに使用してください。互換性維持のためにのみ残してあります。
後述するFatalReasonメッセージプロパティをフルパッケージで指定します。
ここで指定するFatalReasonメッセージプロパティは、プロジェクト固有のものになります。

Content関連の定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# 特殊コンテントの定義
#
# -------------------------------------------------------------------
# グローバルコンテントのID指定
ContentManager.Content.global=CC_COMM_00_Global
# ステータスバーのコンテントのID指定
ContentManager.Content.statusbar=CC_COMM_02_Status

説明 :
定義済みのContentの設定を記述するセクションです。
ここで定義されたContentは、フレームワークの他の機能と組み合わせて使用されます。 以下の情報がここで定義されます。

記述フォーマット :
ContentManager.Content.{定義済みContentのキー}={定義済みContentのID}


参照の実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# 参照の実装クラス定義
#
# -------------------------------------------------------------------
# Contentに対する参照
Reference.Class.content=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.ContentReference
# ClientPropertyに対する参照
Reference.Class.property=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.PropertyReference
# PhenomenonTypeResourceに対する参照
Reference.Class.ptype=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.PhenomenonTypeReference
# Observableに対する参照
Reference.Class.observable=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.ObservableReference
# Calendarに対する参照
Reference.Class.calendar=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.CalendarReference
# Pageに対する参照
Reference.Class.page=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.PageReference
# Filterに対する参照
Reference.Class.filter=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.FilterReference
# Globalに対する参照
Reference.Class.global=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.GlobalReference
# Helperに対する参照
Reference.Class.helper=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.HelperReference
# Colorに対する参照
Reference.Class.color=pexa.client.std.platform.Reference.Class.base.ColorReference

説明 :
参照記法を実現する実装クラスのプラグイン設定を記述するセクションです。
参照のプロトコルと対応する実装クラスをここでマッピングします。

記述フォーマット :
Reference.Class.{参照記法のプロトコル名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


参照フィルタの演算子実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# 参照フィルタの演算子実装クラス定義
#
# -------------------------------------------------------------------
# 論理演算子(and)
ReferenceFilter.Class.logical.and=pexa.client.std.platform.reference.filter.base.AndLogicalOperator
# 論理演算子(or)
ReferenceFilter.Class.logical.or=pexa.client.std.platform.reference.filter.base.OrLogicalOperator
# 比較演算子(=)
ReferenceFilter.Class.compare.equal=pexa.client.std.platform.reference.filter.base.EqualCompareOperator
# 比較演算子(!=)
ReferenceFilter.Class.compare.notequal=pexa.client.std.platform.reference.filter.base.NotEqualCompareOperator

説明 :
filter参照で使用できる演算子の実装クラスを記述するセクションです。
演算子と実装クラスをここでマッピングします。
この設定はフレームワークの内部設定なので、基本的に個別でオーバライドすることはありません。

記述フォーマット :
ReferenceFilter.Class.{演算子の種別}.{演算子名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


エラーハンドラの実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# エラーハンドラ関連の定義
#
# -------------------------------------------------------------------
# デフォルトエラーハンドラ
ErrorHandler.Class.default=pexa.client.std.controller.errorhandler.DefaultSwingErrorHandler
# Dispatchエラーハンドラ
ErrorHandler.Class.dispatch=pexa.client.std.controller.errorhandler.DispatchErrorHandler

説明 :
エラーハンドラに関する設定を記述するセクションです。

記述フォーマット :
ErrorHandler.Class.{エラーハンドラ名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


コントローラ制御コマンドの実装クラス設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# 組み込みのコントローラ制御コマンドの実装クラス定義
# 形式)ControlCommand.reserved=予約済みコマンド名1,予約済みコマンド名2,......
#      ControlCommand.Class.組み込みコマンド名=実装クラス名
#
# -------------------------------------------------------------------
# 予約済みのコマンド名
ControlCommand.reserved=INIT,CLOSE,FIX_INPUT,DISPLAY_UPDATE,CHILD_CLOSED
# 初期化コマンド
ControlCommand.Class.INIT=pexa.client.std.controller.command.InitCommand
# 終了コマンド
ControlCommand.Class.CLOSE=pexa.client.std.controller.command.EndCommand
# 入力確定コマンド
ControlCommand.Class.FIX_INPUT=pexa.client.std.controller.command.FixInputCommand
# 更新コマンド
ControlCommand.Class.DISPLAY_UPDATE=pexa.client.std.controller.command.UpdateCommand
# インタプリタコマンド
ControlCommand.Class.INTERPRETER=pexa.client.std.controller.command.InterpretCommand

説明 :
組み込みのCommand実装クラスを定義するセクションです。
この設定はフレームワークの内部設定なので、基本的に個別でオーバライドすることはありません。
"ControlCommand.reserved"では、フレームワーク内部で予約済みのコマンド名をカンマ区切りで列挙しています。
"ControlCommand.Class.{コマンド名}"では、組み込みコマンドのクラス名を指定しています。

記述フォーマット :
ControlCommand.reserved={フレームワークで予約しているコマンド名をカンマ区切りで列挙}
ControlCommand.Class.{組み込みコマンド名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


デフォルトアクションの実装クラス設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# デフォルトアクションの実装クラス定義
# ステレオタイプ毎のデフォルトアクションと実装クラスをここで定義する。
# 最初に該当のステレオタイプで検索された後、該当がなければdefaultで検索される
#
# 形式)ContentsAction.reserved=予約済みアクション名1,予約済みアクション名2,......
#      ContentsAction.Class.コンテンツステレオタイプ.アクション名=実装クラス名
#
# -------------------------------------------------------------------
# 予約済みのアクション名
ContentAction.reserved=INIT,CLOSE
# 初期化アクション
ContentAction.Class.default.INIT=pexa.client.std.content.action.InitAction
# 終了アクション
ContentAction.Class.default.CLOSE=pexa.client.std.content.action.EndAction
# インタプリタアクション
ContentAction.Class.default.INTERPRETER=pexa.client.std.content.action.InterpretAction

説明 :
Contentのステレオタイプ毎のデフォルトアクションの実装クラスを定義するセクションです。
この設定はフレームワークの内部設定なので、基本的に個別でオーバライドすることはありません。
"ContentAction.reserved"では、フレームワーク内部で予約済みのアクション名をカンマ区切りで列挙しています。
"ContentAction.Class.{ステレオタイプ}.{アクション名}"では、デフォルトアクションのクラス名を指定しています。

記述フォーマット :
ContentAction.reserved={フレームワークで予約しているアクション名をカンマ区切りで列挙}
ContentAction.Class.{ステレオタイプ}.{アクション名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


インタプリタの実装クラス設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# インタプリタの実装クラス定義
# 形式)Interpreter.Class.インタプリタ種別=実装クラス名
#
# -------------------------------------------------------------------
# ページリスナインタプリタ
Interpreter.Class.PageListener=pexa.client.std.interpreter.page.base.DefaultPageListenerInterpreter
# コマンドインタプリタ
Interpreter.Class.ControlCommand=pexa.client.std.interpreter.controller.base.SwingControlCommandInterpreter
# アクションインタプリタ
Interpreter.Class.ContentAction=pexa.client.std.interpreter.content.base.DefaultContentActionInterpreter
# 通知フックインタプリタ
Interpreter.Class.NotificationHook=pexa.client.std.interpreter.notification.base.DefaultNotificationHookInterpreter

説明 :
CommandおよびActionのインタプリタ実装クラスを定義するセクションです。
この設定はフレームワークの内部設定なので、基本的に個別でオーバライドすることはありません。

記述フォーマット :
Interpreter.Class.{インタプリタ種別}={実装クラスのフルパッケージ指定}


デスクトップの実装クラス設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# デスクトップのクラス定義
# 形式)Desktop.Class.default=実装クラス名
#
# -------------------------------------------------------------------
Desktop.Class.default=pexa.client.std.platform.base.DefaultClientDesktop

説明 :
ClientDesktopの実装クラスを定義するセクションです。
この設定はフレームワークの内部設定なので、基本的に個別でオーバライドすることはありません。

記述フォーマット :
Desktop.Class.default={実装クラスのフルパッケージ指定}


ViewFactoryに対する設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# ViewFactoryに対する設定値
# 形式)ViewFactory.設定値名=設定値
#
# -------------------------------------------------------------------
# Look and Feelの指定(SystemかCrossPlatformのいずれか)
ViewFactory.LookAndFeel=CrossPlatform
# Look and Feelのクラス指定(こちらのほうが優先される)
ViewFactory.LookAndFeelClass=com.sun.java.swing.plaf.nimbus.NimbusLookAndFeel

説明 :
画面のGUIを生成するViewFactoryに対する設定セクションです。
この設定はフレームワークの内部設定なので、基本的に個別でオーバライドすることはありません。

記述フォーマット :
ViewFactory.{パラメータ名}={設定値}

既知の設定キー :

設定キー 説明
ViewFactory.LookAndFeel SwingをベースとしたリッチクライアントのLook and Feelの指定。
SystemかCrossPlatformのいずれかを指定する。
ViewFactory.LookAndFeelClass SwingをベースとしたリッチクライアントのLook and Feelのクラス名直接指定。
JavaのVM起動オプションで-Dswing.defaultlafと指定する場合と等価となる。
ViewFactory.LookAndFeelよりもこちらの設定が優先される。

ページレイアウトに対する個別設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# ページレイアウトのパラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
# ウィンドウの横幅
PageLayout.Window.width=1024
# ウィンドウの縦幅
PageLayout.Window.height=733

説明 :
Pageレイアウトに関する細かい設定を記述するセクションです。

既知の設定キー :

設定キー 説明
PageLayout.Window.width ウィンドウの横幅のデフォルト値設定です。
PageLayout.Window.height ウィンドウの縦幅のデフォルト値設定です。

エリアレイアウトに対する個別設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# エリアレイアウトのパラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
#フォント統一モード
#(フォント名のみ:NAME, サイズ:NAME_SIZE, スタイル:NAME_STYLE, 全て:ALL, 無し:NONE)
AreaLayout.Font.ArrangeMode=NAME
# 統一フォント
AreaLayout.Font.name=MS PGothic
# 統一フォントスタイル
#(PLAIN or BOLD or ITALIC or BOLD_ITALIC)
AreaLayout.Font.style=PLAIN
# 統一フォントサイズ
AreaLayout.Font.size=12

説明 :
Areaレイアウトに関する細かい設定を記述するセクションです。
なお、ここでのフォントに関する設定はMenuBar及びPopupMenuには適用されません。
この2つについては仮想コンポーネントの個別設定セクションで個別に指定します。

既知の設定キー :

設定キー 説明
AreaLayout.Font.ArrangeMode 画面に表示される文字のデフォルトフォント設定の統一モード指定です。
このモード指定によって、以降の各設定が反映される/されないが変わってきます。
  • NAME : フォントの種類のみ統一
  • NAME_SIZE : フォントの種類とサイズを統一
  • NAME_STYLE : フォントの種類とスタイルを統一
  • ALL : 種類、サイズ、スタイル全てを統一する
  • NONE : デフォルトフォント設定を行わない
AreaLayout.Font.name 画面に表示される文字のデフォルトフォントの種類を指定します。
以下の統一モードで適用されます。(MenuBar,PopupMenuには適用されません)
  • NAME
  • NAME_SIZE
  • NAME_STYLE
  • ALL

AreaLayout.Font.style 画面に表示される文字のデフォルトフォントのスタイルを指定します。
以下の統一モードで適用されます。(MenuBar,PopupMenuには適用されません)
  • NAME_STYLE
  • ALL
AreaLayout.Font.size 画面に表示される文字のデフォルトフォントのサイズを指定します。
以下の統一モードで適用されます。(MenuBar,PopupMenuには適用されません)
  • NAME_SIZE
  • ALL
AreaLayout.TabbedPaneLayout.SelectedBackground TabbedPaneLayoutでの選択中タブの背景色を指定します。
色はcolor参照形式で指定します。

仮想コンポーネントの実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# 仮想コンポーネントの実装クラス定義
# 形式)VirtualComponent.Class.コンポーネント名=実装クラス名
#
# -------------------------------------------------------------------
# ボタンに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.Button=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VButton
# チェックボックスに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.CheckBox=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VCheckBox
# チェックボックスのグループに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.CheckBoxGroup=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VCheckBoxGroup
# コンボボックスに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.ComboBox=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VComboBox
# ラベルに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.Label=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VLabel
# ラジオボタンのグループに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.RadioButtonGroup=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VRadioButtonGroup
# テーブルに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.Table=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VTable
# テキストフィールドに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.TextField=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VTextField
# テキストエリアに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.TextArea=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VTextArea
# ツリー形式のメニューに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.TreeMenu=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VTreeMenu
# パネルに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.Panel=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VPanel
# リンクメニューに対応する仮想コンポーネント
VirtualComponent.Class.LinkMenu=pexa.client.std.view.swing.component.virtual.VLinkMenu

説明 :
Area定義で記述するコンポーネントタグと、仮想コンポーネントの実装クラスをマッピングするセクションです。

記述フォーマット :
VirtualComponent.Class.{コンポーネントタグ名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


VTableのセルレンダラ実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# VTableにプラグインするTableCellRenderer
#
# -------------------------------------------------------------------
# Labelタイプのセルレンダラ
VirtualComponent.Table.VTableCellRendererDelegate.Class.Label=pexa.client.std.view.swing.component.gui.table.editable.renderer.LabelVTableCellRendererDelegate
# CheckBoxタイプのセルレンダラ
VirtualComponent.Table.VTableCellRendererDelegate.Class.CheckBox=pexa.client.std.view.swing.component.gui.table.editable.renderer.CheckBoxVTableCellRendererDelegate

説明 :
Area定義のTableColumnタグのrenderer属性で指定するセルレンダラ名と、 VTableCellRendererDelegate実装クラスをマッピングするセクションです。

記述フォーマット :
VirtualComponent.Table.VTableCellRendererDelegate.Class.{セルレンダラ名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


VTableのセルエディタ実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# VTableにプラグインするTableCellEditor
#
# -------------------------------------------------------------------
# TextFieldタイプのセルエディタ
VirtualComponent.Table.VTableCellEditorDelegate.Class.TextField=pexa.client.std.view.swing.component.gui.table.editable.editor.TextFieldVTableCellEditorDelegate
# CheckBoxタイプのセルエディタ
VirtualComponent.Table.VTableCellEditorDelegate.Class.CheckBox=pexa.client.std.view.swing.component.gui.table.editable.editor.CheckBoxVTableCellEditorDelegate
# ComboBoxタイプのセルエディタ
VirtualComponent.Table.VTableCellEditorDelegate.Class.ComboBox=pexa.client.std.view.swing.component.gui.table.editable.editor.ComboBoxVTableCellEditorDelegate

説明 :
Area定義のTableColumnタグのeditor属性で指定するセルレンダラ名と、 VTableCellEditorDelegate実装クラスをマッピングするセクションです。

記述フォーマット :
VirtualComponent.Table.VTableCellEditorDelegate.Class.{セルエディタ名}={実装クラスのフルパッケージ指定}


仮想コンポーネントの個別設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# 仮想コンポーネントの個別パラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
# コンボボックスの未選択ラベル
VirtualComponent.ComboBox.NotSelected=▼未選択

# テーブルの奇数行の着色有無のデフォルト
VirtualComponent.Table.OddRowPaintDefault=true
# テーブルの奇数行の背景色
VirtualComponent.Table.OddRowBackground=color:209,231,254
# 複数選択チェックされた行の背景色
VirtualComponent.Table.CheckedRowBackground=color:LIGHT_GRAY
# チェックボックスカラムのヘッダ表示名
VirtualComponent.Table.CheckBoxColumnHeader=選択

# テキストフィールドのDisable時の文字色指定
VirtualComponent.TextField.DisabledForeground=color:100,100,100
# テキストフィールドのDisable時の背景色指定
VirtualComponent.TextField.DisabledBackground=color:240,240,240
# テキストフィールドの必須入力時背景色
VirtualComponent.TextField.RequiredBackground=color:250,230,250

説明 :
仮想コンポーネントに対する細かい設定を記述するセクションです。

記述フォーマット :
VirtualComponent.{コンポーネント名}.{パラメータ名}={設定値}

既知の設定キー :

設定キー 説明
VirtualComponent.ComboBox.NotSelected コンボボックスの未選択状態で表示する文字列のデフォルト設定
VirtualComponent.ComboBox.DisabledForeground コンボボックスのDisable時の文字色指定
VirtualComponent.ComboBox.DisabledBackground コンボボックスのDisable時の背景色指定
VirtualComponent.ComboBox.EnabledBackground コンボボックスのEnabled時の背景色指定
VirtualComponent.ComboBox.RequiredBackground コンボボックスの必須入力時背景色
VirtualComponent.Table.SelectionPaintDefault 選択状態セルの着色有無のデフォルト
VirtualComponent.Table.OddRowPaintDefault テーブルの奇数行の着色有無のデフォルト
VirtualComponent.Table.OddRowBackground テーブルの奇数行の背景色
VirtualComponent.Table.OddRowForeground テーブルの奇数行の前景色
VirtualComponent.Table.CheckedRowBackground テーブルの複数選択チェックされた行の背景色
VirtualComponent.Table.CheckBoxColumnHeader テーブルのチェックボックスカラムのヘッダ表示名のデフォルト
VirtualComponent.Table.SelectionBackground テーブルの選択行の背景色
VirtualComponent.Table.SelectionForeground テーブルの選択行の前景色
VirtualComponent.Table.TableHeaderHeight テーブルヘッダの高さのデフォルト
VirtualComponent.Table.TableRowHeight テーブル行の高さのデフォルト
VirtualComponent.Table.LabelTableCellRenderer.margin LabelTableCellRendererの表示内容に対するマージンサイズのデフォルト設定
VirtualComponent.Table.LabelTableCellRenderer.replaceUI LabelTableCellRendererのreplaceUIのデフォルト設定(on/off)
VirtualComponent.Table.CheckBoxTableCellRenderer.replaceUI CheckBoxTableCellRendererのreplaceUIのデフォルト設定(on/off)
VirtualComponent.Table.TextAreaTableCellRenderer.margin TextAreaTableCellRendererの表示内容に対するマージンサイズのデフォルト設定
VirtualComponent.Table.TextAreaTableCellRenderer.replaceUI TextAreaTableCellRendererのreplaceUIのデフォルト設定(on/off)
VirtualComponent.Table.TextAreaTableCellRenderer.adjustBy TextAreaTableCellRendererのadjustByのデフォルト設定(on/off)
VirtualComponent.Table.TextAreaTableCellRenderer.lineHeight TextAreaTableCellRendererのlineHeightのデフォルト設定
VirtualComponent.Table.HTMLPaneTableCellRenderer.margin HTMLPaneTableCellRendererの表示内容に対するマージンサイズのデフォルト設定
VirtualComponent.Table.HTMLPaneTableCellRenderer.replaceUI HTMLPaneTableCellRendererのreplaceUIのデフォルト設定(on/off)
VirtualComponent.Table.TextPaneTableCellRenderer.margin TextPaneTableCellRendererの表示内容に対するマージンサイズのデフォルト設定
VirtualComponent.Table.TextPaneTableCellRenderer.replaceUI TextPaneTableCellRendererのreplaceUIのデフォルト設定(on/off)
VirtualComponent.Table.SortOnUpdate TableタグのsortOnUpdate属性のデフォルト設定(true/false)
VirtualComponent.TextField.DisabledForeground テキストフィールドのDisable時の文字色指定
VirtualComponent.TextField.DisabledBackground テキストフィールドのDisable時の背景色指定
VirtualComponent.TextField.EnabledBackground テキストフィールドのEnable時の背景色指定
VirtualComponent.TextField.RequiredBackground テキストフィールドの必須入力時背景色
VirtualComponent.TextArea.DisabledForeground テキストエリアのDisable時の文字色指定
VirtualComponent.TextArea.DisabledBackground テキストエリアのDisable時の背景色指定
VirtualComponent.TextArea.EnabledBackground テキストエリアのEnable時の背景色指定
VirtualComponent.TextArea.RequiredBackground テキストエリアの必須入力時背景色
VirtualComponent.Label.DisabledForeground ラベルのDisable時の文字色指定
VirtualComponent.Label.DisabledBackground ラベルのDisable時の背景色指定
VirtualComponent.CheckBox.DisabledForeground チェックボックスのDisable時の文字色指定
VirtualComponent.RadioButtonGroup.DisabledForeground ラジオボタングループのDisable時の文字色指定
VirtualComponent.MenuBar.Font.name メニューバーのフォント名設定
VirtualComponent.MenuBar.Font.style メニューバーのフォントスタイル設定
VirtualComponent.MenuBar.Font.size メニューバーのフォントサイズ設定
VirtualComponent.PopupMenu.Font.name ポップアップメニューのフォント名設定
VirtualComponent.PopupMenu.Font.style ポップアップメニューのフォントスタイル設定
VirtualComponent.PopupMenu.Font.size ポップアップメニューのフォントサイズ設定
VirtualComponent.HTMLPane.TemplateEncoding HTML表示領域のテンプレートファイルエンコーディング指定

SwingViewUtilsセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# SwingViewUtilsのパラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
# document="plain"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.plain=pexa.client.std.view.swing.component.gui.text.PlainDocument
# document="full"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.full=pexa.client.std.view.swing.component.gui.text.FullDocument
# document="half"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.half=pexa.client.std.view.swing.component.gui.text.HalfDocument

説明 :
Swingを使用したリッチクライアントで使用されるリソースに関する設定セクションです。
JTextFieldやJTextAreaに仕込むDocumentオブジェクトの名称と実装クラスの指定などが出来ます。

既知の設定キー :

設定キー 説明
SwingViewUtils.Document.Class.plain document="plain"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.full document="full"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.half document="half"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.date document="date"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.datetime document="datetime"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.yearmonth document="yearmonth"に対するDocument実装
SwingViewUtils.Document.Class.time document="time"に対するDocument実装
SwingViewUtils.ConfirmDialog.Title 確認ダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.ConfirmDialog.Option.OK 確認ダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.ConfirmDialog.Option.Yes 確認ダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.ConfirmDialog.Option.No 確認ダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.ConfirmDialog.Option.Cancel 確認ダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.MessageDialog.Title メッセージダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.MessageDialog.Option.OK メッセージダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.ErrorDialog.Title エラーダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.ErrorDialog.Detail エラーダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.FileChooserDialog.Title.Save ファイルダイアログの表示文字列
SwingViewUtils.FileChooserDialog.Title.Open ファイルダイアログの表示文字列

NotificationManagerセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# NotificationManagerのパラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
# 送信前処理のフック実装
NotificationManager.Hook.Class.preNotify=pexa.client.std.notification.hook.PreNotifyHook
# 送信後処理のフック実装
NotificationManager.Hook.Class.afterNotify=pexa.client.std.notification.hook.AfterNotifyHook

説明 :
NotificationManagerで使用されるリソースに関する設定セクションです。
フック処理の実装クラスの指定などが出来ます。

既知の設定キー :

設定キー 説明
NotificationManager.Hook.Class.preNotify Notification送信前のフック処理実装クラスの指定
NotificationManager.Hook.Class.afterNotify Notification送信後のフック処理実装クラスの指定

Receiverセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# Receiver関連のパラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
# JMSModelEventに対するレシーバー実装クラス
Receiver.Class.JMSModelEvent=pexa.client.std.receiver.base.JMSModelEventReceiver

説明 :
ReceiverManagerで使用されるリソースに関する設定セクションです。
Receiver実装クラスの指定などが出来ます。

既知の設定キー :

設定キー 説明
Receiver.Class.JMSModelEvent JMSによるModelEventに対するReceiver実装クラスの指定

Translatorセクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# Translator関連のパラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
ObservableTranslator.default_template_engine=FreeMarker

説明 :
Translatorで使用されるリソースに関する設定セクションです。
テンプレートエンジンの指定などが出来ます。

既知の設定キー :

設定キー 説明
ObservableTranslator.default_template_engine ModelTranslatorで使用するデフォルトのテンプレートエンジンの指定

権限チェック機能アダプタの実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# AccessControl関連のパラメータ
#
# -------------------------------------------------------------------
# 権限判定処理の実装クラス
AccessControlSubstance.Class.Default=test.pexa.client.std.access.TestAccessControlSubstance
# 権限判定の実装クラスがうけとるパラメータ
AccessControlSubstance.Parameter.LoginUserInfo=global:LoginUserInfo
AccessControlSubstance.Parameter.AuthorityList=global:AuthorityList

説明 :
ClientFrameworkの実行権限チェック機能と、各プロジェクト毎の実際の実行権限管理機能を接続するためのアダプタクラスを指定する設定セクションです。
ここで指定するクラスはPEXAで用意されているAccessControlSubstanceというインタフェースを実装している必要があります。

また、アダプタクラスの呼び出し時に渡されるパラメータを任意の数だけ指定することも出来ます。

記述フォーマット :
AccessControlSubstance.Class.Default={実装クラスのフルパッケージ指定}
AccessControlSubstance.Parameter.{任意のパラメーターキー}=アダプタクラスに渡すパラメータの値


実行時設定の保存機能に対する設定セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# Preferenceの保存に対する設定値
#
# -------------------------------------------------------------------
# ユーザー設定の保存モード(off/memory/file)
Preference.Persistence.mode=memory

# ファイル保存モードにおける設定保存ファイル名
Preference.Persistence.file.name=.testpexaclient

# Page/Area/Component毎のユーザー設定の保存有無(not_save/save)
Preference.page.default=save
Preference.area.default=save
Preference.component.default=save

説明 :
エンドユーザーが画面を操作した際に変更されるような細かいパラメータを保存する機能の動作モードなどを設定するセクションです。
例えば、以下のような要素が保存対象となります。

  • 画面のウィンドウサイズ
  • 画面のウィンドウ表示位置
  • テーブルコンポーネントの列幅
  • 任意の入力値など
上記のような情報を保存する仕組みがClientFramework内部で用意されており、その機能の有効無効や保存モードを指定します。 以下の設定項目があります。

既知の設定キー :

設定キー 説明
Preference.Persistence.mode 設定保存機能の動作モード。以下が指定できます。
  • 機能のオフ(off)
  • メモリ上でのみ保持(memory)
  • ローカルマシンのユーザーホームディレクトリ配下にファイルで保存(file)
Preference.Persistence.file.name 動作モードがfileの場合の、ユーザーホームディレクトリ配下に作成される保存ファイル名を指定します。
Preference.page.default Pageに関する設定保存の有無(save, not_save)を指定します。
Preference.area.default Pageに関する設定保存の有無(save, not_save)を指定します。
Preference.component.default Pageに関する設定保存の有無(save, not_save)を指定します。

コンポーネント制御命令の実装クラス定義セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
#
# ComponentOperator関連の設定
#
# -------------------------------------------------------------------
# changeSelection命令の実装クラス
ComponentOperator.Class.changeSelection=pexa.client.std.view.swing.operator.ChangeSelectionOperator
# refresh命令の実装クラス
ComponentOperator.Class.refresh=pexa.client.std.view.swing.operator.RefreshOperator

説明 :
Command命令のうち、コンポーネントを操作するタイプの命令の実装クラスを定義するセクションです。
ここで指定するクラスはPEXAで用意されているComponentOperatorというインタフェースを実装している必要があります。

記述フォーマット :
ComponentOperator.Class.{コンポーネント制御命令}={実装クラスのフルパッケージ指定}



FatalReasonメッセージプロパティ

※注意!!!非推奨です。
この機能はErrorMessage定義に置き換えられました。
FatalReasonメッセージプロパティは使用せず、代わりにErrorMessage定義を使用してください。


説明 :
PEXAフレームワークから送出されるエラーの表示メッセージを定義するプロパティファイルです。
フレームワークでcatchした例外に含まれるpexa.share.error.FatalReason#getCodeで 取得できるエラーコードに対応するメッセージや、表示レベルの指定などを定義できます。

ここでメッセージを定義しておくと、該当のエラーコードを含む例外がcatchされた際にダイアログで表示されるメッセージとして使用されます。
また、メッセージダイアログとして表示するか、エラーダイアログとして表示するかを指定するためのレベルもエラーコード毎に指定できます。
もしこのレベルが指定されていない場合は一律でエラーレベルとして扱われます。

フレームワーク内で定義されているエラーについてはエラーコードはマイナスの値になります。業務ごとに個別で定義されるエラーはプラスの値として定義してください。
catchされた例外のエラーコードに対応するメッセージがここに定義されていなければ、固定のメッセージでエラーダイアログが表示されます。

記述セクションとしては、以下の二つに分かれます。

不明エラーのメッセージ記述セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
# 未知のエラーに対するメッセージ
# -------------------------------------------------------------------
Unknown.Message=予期しないエラーが発生しました<br/>ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません

このプロパティファイル中にメッセージが定義されていないエラーを受信した場合に、
エラーダイアログで一律固定で表示するエラーメッセージを定義します。
メッセージを改行して表示したい場合は、"<br/>"をメッセージ中に挟むことで改行表示されます。

記述フォーマット :
Unknown.Message=={エラーメッセージ}


エラーコード毎のメッセージ記述セクション

記述例 :

# -------------------------------------------------------------------
# FatalResonのコードに対応する表示メッセージ
# -------------------------------------------------------------------
#---------
# モデル系
#---------
# CommitableFatalReason.VERSION_NUMBER_UNMUCH
FatalReason.Message.-41=この情報は他のユーザによって更新されています<br/>もういちど検索し直してから編集してください。
FatalReason.Level.-41=INFO

#---------
# サービス系
#---------
# ServiceManagerFatalReason.FAIL_TO_LOOKUP_SERVICE_FACADE
FatalReason.Message.-10804=サーバーとの接続に失敗にしました

# ServiceManagerFatalReason.FAIL_TO_CREATE_SERVICE_FACADE
FatalReason.Message.-10805=サーバーとの接続に失敗にしました

# ServiceManagerFatalReason.FAIL_TO_CALL_SERVICE_FACADE
FatalReason.Message.-10806=サーバーで予期しないエラーが発生しました<br/>ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません

#-------------
# コンポーネント系
#-------------
# ComponentValidationFatalReason.ILLEGAL_DATE_STRING
FatalReason.Message.-11001=無効な日付です

フレームワークでcatchした例外のエラーコードに対応するエラーメッセージとエラーレベルを定義します。
エラーレベルは"ERROR""INFO"のいずれかを指定します。
エラーレベルの指定を省略した場合は一律でERRORとして扱われます。
メッセージを改行して表示したい場合は、"<br/>"をメッセージ中に挟むことで改行表示されます。

記述フォーマット :
FatalReason.Message.{エラーコード}={エラーメッセージ}
FatalReason.Level.{エラーコード}={表示レベル(ERROR or INFO)}



更新情報

  • 最終更新者 : $Author: morishita $
  • 最終更新日時 : $Date:: 2011-08-07 20:49:41 #$
  • バージョン : $Revision: 6583 $



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