PEXA Modelについて

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このドキュメントについて

このドキュメントは、PEXAモデルフレームワークの開発ガイドです。
左のリンクから各項目を参照してください


PEXAモデルフレームワークとは?

PEXAモデルフレームワークは、業務システムのデータモデルを表現するためのフレームワークです。
データモデルはSVO形式で記述されるSVOステートメント中のO(業務システムの取り扱い対象)に該当します。 これは通常はデータベースのテーブルとして実装されて、アプリケーションからはSQLで直接操作されることが大半ですが、 PEXAにおいてはモデルフレームワークによってデータモデルが表現され、データベースはその背後に隠されている保存の為の入れ物として利用されます。 これにより、アプリケーションがテーブルの内容やSQLを直接意識することなく、データモデルという取り扱い対象を操作することに専念することができます。

データモデルとデータベースはO/Rマッピング機能により関連づけられます。これはPEXAの業務項目定義である現象型とDBのカラムを結びつけることで行われます。 また、データモデル間の関連を定義したり、業務項目と値の導出ルールをマッピングしたりすることが出来ます。


PEXAモデルフレームワークの特徴

PEXAモデルフレームワークには、以下の特徴があります。

モデル定義ファイル

モデル定義ファイルというテキストベースのファイルに、PEXAプロパティ形式でデータモデルを定義します。 業務項目とカラムとのO/Rマッピングや、カラムと結びつかない項目の導出ルール、他モデルとの関連などを記述できます。


Helperクラスのプラグイン

モデル定義ファイルの業務項目には、データベースのカラムの他にHelperクラスをマッピングすることが出来ます。 値がデータベースに保存されず動的に決定されるような場合の導出ルールをプラグインすることが可能です。
また、ある項目が更新されたことを契機として別の項目に対して行う処理をプラグインすることができます。


EJBの作成が不要

従来はEntityBeanやStatelessSessionBeanとしてデータモデルを一つ一つ別々のBeanとして作成していました。
モデルフレームワークではモデル定義ファイルという形でデータモデルの内容を定義するのでプログラミングによるBeanの作成は不要です。


楽観的ロック

EntityBeanではデータベースのレコードに対応した形でインスタンス化されるので、アクセスしたタイミングでロックがかかってしまうため、クラスタ環境においては使用できませんでした。 モデルフレームワークでは、バージョン番号のチェックをベースとした楽観的ロックが行われるので、クラスタ環境に置いても使用することが可能です。


アプリケーションサーバへの再deployが不要

EJBとしてデータモデルを作成した場合、修正や機能追加が発生するとコンパイル及びアプリケーションサーバーへのデプロイし直しが必要でした。
このフレームワークでは、データモデルの内容が全て定義ファイルとして読み込まれるので、モデル定義ファイルを置き換えるだけで入れ替えることが可能です。



更新情報

  • 最終更新者 : $Author: morishita $
  • 最終更新日時 : $Date:: 2008-02-14 23:13:19 #$
  • バージョン : $Revision: 1609 $



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