開発環境構築

開発環境構築

実行環境構築

参考情報

接続試験環境の構築

  1. JBossのインストール
  2. JDBC Driverの入手
  3. JBoss設定セット作成
  4. ドライバ系ライブラリの配置
  5. JBoss-データベース間の接続設定
  6. JBossのJMS設定
    1. JBoss5のJMS設定
    2. JBoss6のJMS設定
  7. メールセッションを登録
  8. EclipseからのJBoss起動設定
    1. JBoss5の起動設定
    2. JBoss6の起動設定
  9. ビルド環境の設定
  10. 補足:J2EEアプリケーション(ear)形式によるデプロイについて


JBossのインストール

このセクションでは、JBossのインストール方法について記載します。

  1. 下記のサイトから JBoss As のInstallerをダウンロードしてください。

    http://labs.jboss.com/jbossas/downloads


  2. jboss-4.2.3.GA.zipを展開して、任意のディレクトリに置いてください。
    ここでは、C:\jboss-4.2.3.GAに配置したことにします。
    ※ インストーラータイプのパッケージをダウンロードした場合、ウィザードの指示に従って、インストール処理を完了してください。
    その際、設定値はすべてデフォルト値で問題ありません。


JDBC Driverの入手

通常は、JBossとリレーショナルデータベースを接続してアプリケーションを動かすことになるので、あらかじめ使用するデータベースに対応したJDBCドライバを入手する必要があります。 JDBCドライバはデータベース毎に個別に用意されており、基本的にベンダのホームページ等からダウンロードすることができますので、実際に使用するDBの物を入手してください。

以下に例としてOracleおよびPostgreSQLのJDBCドライバの入手元をあげておきます。

Oracle JDBC Driverの入手

このセクションでは、Oracle JDBC Driverの入手方法について記載します。
JDBC Driverの入手は、OracleClientをインストールしている端末では不要です。
Oracleのバージョンについては、プロジェクトの方針に従って選択してください。

  1. 下記のサイトからojdbc14.jarをダウンロードしてください。

    http://otn.oracle.co.jp/software/tech/java/jdbc/index.html

  2. ダウンロードしたjarを任意のディレクトリに配置して下さい。


PostgreSQL JDBC Driverの入手

このセクションでは、PostgreSQL JDBC Driverの入手方法について記載します。
本ガイドでは、JDKはバージョン6を想定していますので、JDBC4対応のドライバを入手します。
執筆時点においては、postgresql-8.3-603.jdbc4.jarがJDBC4版の最新となっています。

  1. 下記のサイトからダウンロードしてください。

    http://jdbc.postgresql.org/download.html

  2. ダウンロードしたjarを任意のディレクトリに配置して下さい。



JBoss設定セット作成

このセクションでは、JBossの設定セットの作成方法について記載します。

JBoss上で稼働させるJ2EEアプリケーションおよび各種設定やライブラリなどは、serverフォルダ配下に設定セットを作成して配置します。
最初から用意されている設定セットとしては、all, default, minimalの3つがあります。ほとんどのケースではdefaultをそのまま使用するか、 もしくは以下のようにJ2EEアプリケーション専用の設定セットを用意します。

  1. JBossのインストールディレクトリの\server\defaultフォルダをコピーして、任意の名称にリネームして、設定セットを作成します。
    ここでは、新しいフォルダの名称をskyとし、C:\jboss-4.2.3.GA\server\skyを作成しました。

    ※ 通常はdefaultセットそのまま利用しても良いが、1つのJBossに複数プロジェクトの環境を作りたい場合は、 上記のようにdefaultフォルダをコピーして同じ階層に別名で貼り付けることで環境を増やすことができます。


ドライバ系ライブラリの配置

設定セットのフォルダを作成したら、その配下のlibフォルダに、ドライバ系のjarファイルを格納します。
ドライバ系jarファイルとは、以下のような物を指します。

  • JDBCドライバ(Oracle用、PostgreSQL用など)
  • 印刷ミドルウェア(SVF, JaspoerReportsなど)
これらは、アプリケーション側から見た場合は直接呼び出されないものであり、PEXAエンジンもしくはAPサーバーの層を挟んで実行されます。 そのため、これらは基本的にビルド時にEARファイルにはパッキングされません。この設定セットのlib配下に直接必要なjarファイルを格納して下さい。
例えば、設定セットを「sky」にした場合、以下のフォルダになります。
	%JBOSS_HOME%\server\sky\lib

なお、JBoss4まではこのlib配下にはJBoss自体が使用するjarファイルがあらかじめ格納されていましたが、JBoss5以降はこのフォルダの中身は空になっています。 そのため、このlib配下は純粋にアプリケーションから呼び出されるドライバ系のjarファイルのみ格納することが出来ます。


JBoss-データベース間の接続設定

このセクションでは、JBossとデータベースを接続するための設定について記載します。
JBossとデータベースは、前出のJDBCドライバによって接続されることになりますが、その際に以下の情報をJBossに知らせる必要があります。

  • 実際に使用するJDBCドライバのクラス名
  • 接続先データベースのホスト名、IPアドレス、ポート番号などを含めたURL情報
  • データベース接続時の認証情報(ユーザー名、パスワード)
これらの情報を、JBossのデータソース設定ファイルに記述して設定セットのdeployフォルダに格納します。
プロジェクトワークスペースの以下のフォルダにこのデータソース設定ファイルのサンプルがありますので、基本的にはそちらをコピーして使用してください。
	%PRJHOME%\etc\config\jboss

なお、JBoss側にも以下のフォルダにデータベース毎のデータソース設定ファイルのひな形があります。
このガイドに記載の無いデータベースを使用する場合は、下記のJBoss側のフォルダからひな形を取得して設定ファイルを作成してください。
	%JBOSS_HOME%\docs\examples\jca
以下では、一例としてOracleおよびPostgreSQLの場合の設定内容を解説します。

JBoss-Oracle間の接続設定

このセクションではローカルマシン内のJBOSSからサーバマシンのORACLEに接続する設定について記載します。

  1. %PRJHOME%\etc\config\jbossディレクトリから、oracle-PEXADB-ds.xmlファイルを %JBOSS_TARGET_SET%\deployディレクトリにコピーしてください。
    Ex )C:\jboss-4.2.3.GA\server\sky\deploy

  2. oracle-PEXADB-ds.xmlの18行目、53行目を下記の内容で修正してください。

    修正前
    <connection-url>jdbc:oracle:thin:@{hostname}:1521:{ORACLE_SID}</connection-url>

    修正後 Ex) 接続先サーバのアドレスが192.168.100.61でORACLE SIDがSKY01の場合
    <connection-url>jdbc:oracle:thin:@192.168.100.61:1521:SKY01</connection-url>

  3. oracle-PEXADB-ds.xmlの31行目、66行目あたりの{user-name}、{password}を各自の接続設定に合わせて修正してください。

    修正前
    <user-name>{user-name}</user-name>
    <password>{password}</password>

    修正後 Ex )skyuser/oracleに接続する場合
    <user-name>skyuser</user-name>
    <password>oracle</password>

    ※接続先のアカウント情報が不明な場合はデータベース管理者に確認して下さい。

JBoss-PostgreSQL間の接続設定

このセクションではローカルマシン内のJBOSSからサーバマシンのPostgreSQLに接続する設定について記載します。

  1. %PRJHOME%\etc\config\jbossディレクトリから、postgres-PEXADB-ds.xmlファイルを %JBOSS_TARGET_SET%\deployにコピーしてください。

  2. postgres-PEXADB-ds.xmlの18行目、38行目を下記の内容で修正してください。

    修正前
    <connection-url>jdbc:postgresql://{hostname}:5432/{DB_NAME}</connection-url>

    修正後 Ex) 接続先サーバのアドレスが192.168.100.61でデータベース名がSKY01の場合
    <connection-url>jdbc:postgresql://192.168.100.61:5432/SKY01</connection-url>

  3. postgres-PEXADB-ds.xmlの20行目、40行目あたりの{user-name}、{password}を各自の接続設定に合わせて修正してください。

    修正前
    <user-name>{user-name}</user-name>
    <password>{password}</password>

    修正後 Ex )skyuser/oracleの場合
    <user-name>skyuser</user-name>
    <password>oracle</password>

    ※接続先のアカウント情報が不明な場合はデータベース管理者に確認して下さい。



JBossのJMS設定

このセクションでは、JBossのJMS設定に関して記載します。
PEXAエンジンでは、アプリケーションの機能を疎結合するためのModelEventという仕組みを提供しています。
このModelEventには機能呼出を非同期で行うモードがあるため、JMSのQueueおよびTopicを使用します。

JBoss4.2.3までは、このQueue/Topicの登録は省略することが出来ました。
PEXAのEJBモジュールデプロイのタイミングで自動で用意されていたためです。
しかし、JBoss5以降では明示的にQueue/Topicを設定ファイルで明示的に登録する必要があります。
これを行わずにModelEventによる非同期の呼出を行うと実行時エラーになります。

このQueue/Topicの登録方法は、JBoss5とJBoss6の間でも違いがあります。
以下、それぞれの設定ファイル、格納場所、及びサンプルファイルを示します。

JBoss5のJMS設定

JBoss5では、Queue/Topicの登録は以下のファイルに記述します。

${JBOSS_HOME}/server/{設定セットフォルダ}/deploy/messaging/destinations-service.xml

上記のXMLファイルにModelEvent機能が必要とするQueueとTopicを登録します。
上記のファイルに記入すべき内容は、ワークスペースにサンプルファイルがありますので参照して下さい。

${PRJHOME}/etc/config/jboss/jboss5/destinations-service.xml


destinations-service.xmlへの追記内容

   <!--==============================================================
   == Topic for PEXA ModelEvent
   ===============================================================-->
   <mbean code="org.jboss.jms.server.destination.TopicService"
      name="jboss.messaging.destination:service=Topic,name=modelEventTopic"
      xmbean-dd="xmdesc/Topic-xmbean.xml">
      <depends optional-attribute-name="ServerPeer">jboss.messaging:service=ServerPeer</depends>
      <depends>jboss.messaging:service=PostOffice</depends>
   </mbean>

   <!--==============================================================
   == Queue for PEXA ModelEvent
   ===============================================================-->
   <mbean code="org.jboss.jms.server.destination.QueueService"
      name="jboss.messaging.destination:service=Queue,name=modelEventQueue"
      xmbean-dd="xmdesc/Queue-xmbean.xml">
      <depends optional-attribute-name="ServerPeer">jboss.messaging:service=ServerPeer</depends>
      <depends>jboss.messaging:service=PostOffice</depends>
   </mbean>
   <mbean code="org.jboss.jms.server.destination.QueueService"
      name="jboss.messaging.destination:service=Queue,name=modelEventDefaultQueue"
      xmbean-dd="xmdesc/Queue-xmbean.xml">
      <depends optional-attribute-name="ServerPeer">jboss.messaging:service=ServerPeer</depends>
      <depends>jboss.messaging:service=PostOffice</depends>
   </mbean>
   <mbean code="org.jboss.jms.server.destination.QueueService"
      name="jboss.messaging.destination:service=Queue,name=modelEventErrorQueue"
      xmbean-dd="xmdesc/Queue-xmbean.xml">
      <depends optional-attribute-name="ServerPeer">jboss.messaging:service=ServerPeer</depends>
      <depends>jboss.messaging:service=PostOffice</depends>
   </mbean>


JBoss6のJMS設定

JBoss6では、Queue/Topicの登録は以下のファイルに記述します。

${JBOSS_HOME}/server/{設定セットフォルダ}/deploy/hornetq/hornetq-jms.xml

上記のXMLファイルにModelEvent機能が必要とするQueueとTopicを登録します。
上記のファイルに記入すべき内容は、ワークスペースにサンプルファイルがありますので参照して下さい。

${PRJHOME}/etc/config/jboss/jboss6/hornetq-jms.xml


hornetq-jms.xmlへの追記内容

   <!--==============================================================
   == Topic for PEXA ModelEvent
   ===============================================================-->
   <topic name="modelEventTopic">
       <entry name="/topic/modelEventTopic"/>
   </topic>
   <!--==============================================================
   == Queue for PEXA ModelEvent
   ===============================================================-->
   <queue name="modelEventQueue">
       <entry name="/queue/modelEventQueue"/>
   </queue>
   <queue name="modelEventDefaultQueue">
       <entry name="/queue/modelEventDefaultQueue"/>
   </queue>
   <queue name="modelEventErrorQueue">
       <entry name="/queue/modelEventErrorQueue"/>
   </queue>



メールセッションを登録

ServiceFrameworkのmailプロセス実行時には、APサーバーにデプロイされたjavax.mail.Sessionを使用します。
そのため、あらかじめ実行環境にメールセッションの設定を行う必要があります。

JBossでは、以下のフォルダ配下にあるXMLファイルでメール設定を行います。

  %JBOSS_HOME%\server\{設定セット]\deploy\mail-service.xml
上記ファイルは元々上記のフォルダに格納されていて、設定サンプルが記述されています。
JBossではメール設定は1つしかデプロイできないので、このファイルの内容を直接書き換えて使用します。

このファイル中で記述すべき内容は以下となります。

  • JNDIName:JBossでは、「java:/PEXAMAIL」と指定します。
  • mail.user:メールヘッダに送信者として設定されます。
  • mail.from:メールヘッダに返信先として指定されます。
  • mail.smtp.host:SMTPサーバーのIPアドレスもしくはサーバー名を指定します。
  • mail.smtp.port:SMTPサーバーのポート番号を指定します。

以下、記述例です。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!-- $Id: mail-service.xml 62349 2007-04-15 16:48:15Z dimitris@jboss.org $ -->
<server>

  <!-- ==================================================================== -->
  <!-- Mail Connection Factory                                              -->
  <!-- ==================================================================== -->

  <mbean code="org.jboss.mail.MailService"
         name="jboss:service=Mail">
    <attribute name="JNDIName">java:/PEXAMAIL</attribute>
    <attribute name="User">nobody</attribute>
    <attribute name="Password">password</attribute>
    <attribute name="Configuration">
      <!-- A test configuration -->
      <configuration>
        <!-- Change to your mail server prototocol -->
        <property name="mail.store.protocol" value="pop3"/>
        <property name="mail.transport.protocol" value="smtp"/>

        <!-- Change to the user who will receive mail  -->
        <property name="mail.user" value="jboss-system"/>

        <!-- Change to the mail server  -->
        <property name="mail.pop3.host" value="pop3.nosuchhost.nosuchdomain.com"/>

        <!-- Change to the SMTP gateway server -->
        <property name="mail.smtp.host" value="192.168.100.1"/>
        
        <!-- The mail server port -->
        <property name="mail.smtp.port" value="25"/>
        
        <!-- Change to the address mail will be from  -->
        <property name="mail.from" value="jboss-system@atrris.com"/>

        <!-- Enable debugging output from the javamail classes -->
        <property name="mail.debug" value="false"/>
      </configuration>
    </attribute>
    <depends>jboss:service=Naming</depends>
  </mbean>

</server>


EclipseからのJBoss起動設定

このセクションでは、Eclipseの「Servers」というViewの機能を利用して、EclipseからJBoss操作するための設定について記載します。
以降の説明では、項目を各自の環境に合わせえたディレクトリに読み換えて設定を行ってください。

設定値 内容 凡例
%JBOSS_HOME% JBossのインストールディレクトリ C:\jboss-4.2.3.GA
%JBOSS_TARGET_SET% JBossの設定セットディレクトリ C:\jboss-4.2.3.GA\server\sky\
%PRJHOME% Eclipseで作成したプロジェクトのルートディレクトリ C:\Development\workspace\sky
%ORACLE_HOME% Oracleのインストールディレクトリ C:\Oracle
  1. Eclipseのメニューバーから、[ Window ] -> [ Show View ] -> [ Other ]を選択して、[ Show View ]ダイアログを表示します。
    Serverフォルダから[ Servers ]を選択して、[ OK ]ボタンをクリックしてください。



  2. [ Servers ] タブ内で右クリックして、[ New ] -> [ Server ]を指定してください。



  3. [ New Server ]ダイアログより、[Jboss] -> [ JBoss v4.2 ]を指定してください。

  4. Name:にEclipseからのJBoss起動設定名称(任意)を設定して、[ Next ]ボタンをクリックしてください。

    Ex ) sky-jboss




  5. 以下の値を設定して、[ Next ]ボタンをクリックしてください。

    設定値 内容 凡例
    JRE jdk1.6.0_XX Jdkを指定します。
    Application Server Directory %JBOSS_HOME% JBoss AS のインストールディレクトリ




  6. 以下の値を設定して、[ Finish ]ボタンをクリックしてください。

    設定値 内容 凡例
    Address 127.0.0.1 Jbossサーバのアドレス
    Port 8080 JBossのポート番号
    JNDI Port 1099 JBossのJNDIポート番号
    Server Configuration sky JBossの設定セット名を指定




  7. [ Servers ]タブから追加したJbossサーバを右クリックして、[ Open ]を指定してください。



  8. [ Overview ]画面から[ Open launch configuration ]リンクをクリックしてください。



  9. [ Edit Configuration ]ダイアログの[ Arguments ]タブ内で、[ VM arguments: ]に、必要があれば下記の内容を設定してください。
    ※この設定は必須ではありません。

    例1:実行時ヒープサイズのみ指定する場合
    -Xms512M -Xmx512M

    例2:JavaWebStartで画面起動できるようにするための設定を含める場合
    -Xms512M -Xmx512M
    -Dclient_provider_url=jnp://127.0.0.1:1099
    -Dclient_initial_context_factory=org.jnp.interfaces.NamingContextFactory

    JBoss起動時のJVMオプションとして指定できるオプションは以下の物があります。
    オプション 内容 設定例など
    -Xms JBossの実行JVMに対する最小ヒープメモリサイズ指定 -Xms512mなど。
    数値でメモリサイズを指定する。
    -Xmx JBossの実行JVMに対する最大ヒープメモリサイズ指定 -Xmx512mなど。
    数値でメモリサイズを指定する。
    -Dclient_provider_url 画面起動後にJNDIで接続するサーバーのURL。通常のローカル環境でのテストでは不要です。
    warファイルやearファイル形式でデプロイして、画面をJavaWebStartで起動する際に必要となります。
    JBossの場合は右の記述例のように記述してください。(もしJNDIポート番号を変えている場合はそれぞれの環境に合わせてください。)
    jnp://127.0.0.1:1099
    -Dclient_initial_context_factory サーバにJNDIで接続する実際のライブラリクラス指定。通常のローカル環境でのテストでは不要です。
    warファイルやearファイル形式でデプロイして、画面をJavaWebStartで起動する際に必要となる設定です。
    JBossの場合は右の記述例のように記述してください。
    org.jnp.interfaces.NamingContextFactory


  10. [ Classpath ]タブの[ bootstrap Entries ]を選択して、[ Add External JARs... ]ボタンをクリックして、下記のJarを追加してください。

    %JBOSS_HOME%\lib\log4j-boot.jar

  11. [ User Entries ]を選択して、[ Add Projects... ]ボタンをクリックしてプロジェクトを追加してください。

  12. [ User Entries ]を選択して、[ Add JARs... ]ボタンをクリックして、下記のJarを追加してください。
    (以下のjarファイル以外にも、プロジェクト固有の必要なjarファイルが指定されている場合はそれを追加してください。)

    %PRJHOME%\lib\pexa\pexa*.jar(pexaで始まるすべてのjar)
    %PRJHOME%\lib\pexa\pexaext-*.jar(pexaext-で始まる全てのjar)
    %PRJHOME%\lib\pexa\commons-*.jar (commons-で始まる全てのjar)
    %PRJHOME%\lib\pexa\jdom.jar
    %PRJHOME%\lib\pexa\velocity-1.5-dev.jar
    %PRJHOME%\lib\pexa\freemarker.jar
    %PRJHOME%\lib\pexa\jboss-j2ee.jar


  13. [ User Entries ]を選択して、[ Add External JARs... ]ボタンをクリックして、下記のJarを追加してください。
    ※この設定は必須ではありません。earやwarをデプロイする場合に指定してください。

    %JBOSS_HOME%\server\{プロジェクト用フォルダ}\lib\servlet-api.jar
    %JBOSS_HOME%\server\{プロジェクト用フォルダ}\lib\jsp-api.jar
    %JBOSS_HOME%\server\{プロジェクト用フォルダ}\lib\el-api.jar
    %JBOSS_HOME%\server\{プロジェクト用フォルダ}\lib\activation.jar
    %JBOSS_HOME%\server\{プロジェクト用フォルダ}\lib\mail.jar


  14. [ Classpath ]タブの[ User Entries ]を選択して、[ Add External JARs... ]ボタンをクリックして、下記のJarを追加してください。

    ※ OracleをDBとして使用する場合の設定例です。他のDBを使用する場合は、それぞれのDB用のJDBCドライバを入手して使用してください。


    %ORACLE_HOME%\product\10.2.0\db_1\jdbc\lib\ojdbc14.jar

    ※ ojdbc14.jarの場所は環境によって若干異なることがあります。
      OracleClientをインストールしていない場合、 Oracle JDBC Driverの入手で取得したojdbc14.jarを指定して下さい。

  15. [ Classpath ]タブの[ User Entries ]を選択して、[ Advanced... ]ボタンをクリックしてください。

  16. [ Advanced Options ]ダイアログより、[ Add Folders ]を指定して[ OK ]ボタンをクリックしてください。

  17. [ Folder Selection ]ダイアログで[ build ]フォルダを指定して[ OK ]ボタンをクリックしてください。



  18. [ JRE ]タブの[ Runtime JRE: ]で[Alternate JRE:]で各自の環境のJDKを設定してください。

  19. [ Apply ]ボタンをクリックして設定を終了してください。

JBoss5の起動設定

JBoss5系を使用する場合における、設定内容の違いについてここで記載します。

JBoss5系の場合、JBoss4.2系との違いは最初に指定するサーバータイプのみです。
サーバー設定追加時に指定するサーバータイプを「JBoss v5.0」を指定して追加した上で、JBoss4.2系と同じ設定を行って下さい。


JBoss6の起動設定

JBoss6系を使用する場合における、設定内容の違いについてここで記載します。

JBoss6系の場合、JBoss4.2系との違いは最初に指定するサーバータイプ、起動パラメータ、クラスパス設定となります。
以下の点を認識して設定を行って下さい。

  1. Eclipse3.4では、サーバー設定追加時に指定するサーバータイプには「JBoss v6.0」はありません。
    その代わり「JBoss v5.0」でも設定は可能なので、これを指定して登録を進めて下さい。

  2. [ Classpath ]タブの[ Bootstrap Entries ]への設定はJBoss6では不要です。次に進んで下さい。

  3. [ Classpath ]タブの[ User Entries ]を選択して、[ Add External JARs... ]ボタンをクリックして、下記のJarを追加してください。
    %PRJHOME%\lib\pexa\pexa*.jar(pexaで始まるすべてのjar)
    %PRJHOME%\lib\pexa\pexaext-*.jar(pexaext-で始まる全てのjar)
    %PRJHOME%\lib\pexa\commons-*.jar (commons-で始まる全てのjar)
    %PRJHOME%\lib\pexa\jdom.jar
    %PRJHOME%\lib\pexa\velocity-1.5-dev.jar
    %PRJHOME%\lib\pexa\freemarker.jar
    %JBOSS_HOME%\client\jboss-ejb-api_3.1_spec.jar
    %JBOSS_HOME%\client\jboss-servlet-api_3.0_spec.jar
    %JBOSS_HOME%\client\activation.jar
    %JBOSS_HOME%\client\mail.jar


  4. [ Arguments ]タブの[ VM arguments ]に、以下の設定を追加して下さい。
    -Dprogram.name=run.bat -Xms128m -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m
    -Djava.endorsed.dirs=%JBOSS_HOME%\lib\endorsed

    %JBOSS_HOME%は各自の環境での実際のパスに書き換えて設定して下さい。
    上記のままでは動作しません。



ビルド環境の設定

このセクションでは、EJBのデプロイ等を含めたアプリケーション全体のBuild設定について記載します。
プロジェクトワークスペースのトップフォルダにあるbuild.xmlの実行設定をここで行います。

  1. メニューバーより、[ Run ] -> [ External Tools ] -> [ External Tools Configurations… ]を指定してください。

  2. 表示された設定画面の左側の[ Ant Build ]から設定対象のbuild.xmlを選択します。

  3. [ Environment ]タブで[New]ボタンをクリックして下記の環境変数を設定して、[ Apply ]ボタンをクリックしてください。

    環境変数名 設定値(もしくは設定例) 備考
    DB_VENDOR 使用するDatabaseの指定。以下のいずれかを指定すること。
    • ORACLE : Oracle(SJISやEUC)の場合
    • ORACLE_UTF : Oracle(Unicode)の場合
    • SYBASE : Sybaseの場合
    • MYSQL : MySQLの場合
    • POSTGRESQL : PostgreSQLの場合
    • HSQLDB : HSQLDBの場合
    • SQL_SERVER : SQLServerの場合
    英字大文字の固定文字列で指定すること。
    J2EE_SERVER jboss jbossは英字小文字の固定文字列で指定すること。
    JBOSS_HOME (設定例)  C:\jboss-4.2.3.GA JBOSSのルートディレクトリの指定。
    必ず実際に使用するバージョンのJBossを指定すること。
    JBOSS_DEST_EJB (設定例)  C:\jboss-4.2.3.GA\server\sky\deploy ejbのデプロイ先の指定
    JAVA_HOME (設定例)  C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_07 JDKのルートディレクトリを指定
    PRJHOME (設定例)  C:\Development\workspace\sky プロジェクトのルートディレクトリを指定


  4. [Targets]タブより、ejbをチェックして、[Run]ボタンをクリックしてください。 BUILD SUCCESSFULと表示されたら構築成功です。



  5. [ Servers ]タブより、JBossサーバを右クリックして[ Start ]を指定してください。

    【補足】
    サーバ側のログは、%JBOSS_TARGET_SET%\log\server.logに出力されます。



補足:J2EEアプリケーション(ear)形式によるデプロイについて

ここまでで紹介したビルド設定およびビルド手順は、作業者のローカルマシン上でアプリケーション動作テストを行う際に使用するものです。
ClientLauncherを使用して画面を立ち上げて、迅速にテストを行いたい場合などはこの方法でビルドを行いますが、 例えば、JavaWebStartによる画面起動でテストを行う場合などはローカルマシン上でearを生成してデプロイする必要があります。

このような、実際の動作環境に近い形式でテストを行いたい場合には、earファイルを生成してアプリケーションサーバーにデプロイする必要があります。 その場合のビルド手順などについては サーバー環境構築ガイド に別途記載してありますので、そちらを参照してください。


更新情報

  • 最終更新者 : $Author: morishita $
  • 最終更新日時 : $Date:: 2011-05-20 16:08:14 #$
  • バージョン : $Revision: 6437 $



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