業務分析コンサルティング

業務システムは経営に直接関係してくるシステムです。
目まぐるしく変化していくビジネスの実態をとらえて、変化に追随できるような強力なシステムを構築するには適切に業務内容を調査、把握できるかが肝となってきます。
業務分析手法は時代と共に方式の流行り廃りの推移が激しいです。手法の論争も起きるぐらいです。

書籍やWebサイトの記事では色々な手法、記述方法が紹介されていますが、残念ながらそれらを知るだけでは、業務分析時の本質的な問題を解決できません。

 

アトリスでは、20年近く上流工程、開発工程の現場のニーズに鍛えられた経験をもとに、独自の業務分析ノウハウを生み出し、業務分析コンサルティングを行っています。
分析すべき内容をポイントをずらさずにインタビューすることで、お客様の業務を効率よく分析し開発フェーズに引き継げるようにいたします。
システムのリプレースや新規導入を検討中、あるいはオリジナルのシステム開発を行いたい方、業務分析をやりたいがやり方がわからないなど、なんでもお気軽にお問い合わせください。

なぜ業務分析が必要か

業務分析を行う目的をしっかりと考える必要があります。業務分析は業務改善、業務システムの効果的な開発につながるものでなければ行ってもあまり意味のないものになってしまいます。

 

各ステップのゴールを明確に見据えたうえで、戦略的に分析を進めることが重要です。
業務システムを新規に構築する、あるいはリプレースする上で、まず初めに行うべきことは、現行の業務分析です。

 

アトリスの業務分析では普段無意識に行っている業務を組織全体を俯瞰する観点から整理していきます。業務俯瞰図という成果物を最初に作り上げます。
分析者が業務担当者にインタビューをする形で俯瞰図を作成していきます。誰でも理解できる言葉と図で会話をすすめるので、業務担当者も自分業務を整理する動機につながります。インタビューも回を重ねると業務担当者が主体となって進行してくれる場合が多いです。
この俯瞰図が全ての成果物のインデックスとしてトップレベルの情報になります。ここを整理せずに個別の業務フローを追いかけると、大方の現場担当者は自分の責任領域のみに興味がいき、他の部門への繋がりには無関心なことが多いため、整合性の取れない分析結果を得ることになります。

適切な業務分析を行わないでシステム開発を行うと、開発工程で見つかった仕様バグを大量に生み出すことになり、
発注者、受注者ともに大きな経済的リスクを背負うことになります。
システム導入失敗の多くの原因は、上流工程の失敗にあると言われるとおり、初めに業務要件をしっかりと決めることが大切です。

 

アトリス独自の業務分析では、PEXAの業務分析手法にしたがい上流分析を行ないます。この分析手法をRIT分析開発手法と呼んでおり, Role,Initiative,Target(RIT)に基本をおいた分析を行い、業務とデータ・項目の関連性などを分解し可視化します。

RIT分析手法は業務の流れの中心である伝票を核とした業務に特化した検証可能な成果物の導出をおこないます。特に既存の手法において曖昧な成果物の導出、検証などに対して伝票を中心とした業務に特化することで、特定の業種 業態、記述者に依存しない形式で明確な表記が可能となります。

 

他部署間でのデータ連携、他組織へのデータ連携など、ヒアリングを行いながら、業務上統合したい、あるいはシステム改修のネックになってる箇所など改善したい部分なども併せて分析をおこないます。

 

各種の自治体、官庁、企業様でアトリスの業務分析手法を採用いただいております。

独自の業務分析手法とは

アトリス独自の業務分析手法を解説していきます。
業務プロセスで伝票を中心とした業務に視点を置く事により、検証可能な成果物の導出を行なう手法であるRIT分析(Role,Initiative,Target)手法を使い、「何処が何の業務をどの様に実行して何処に渡す」を明確な定義に基いた分析結果を導出します。

業務担当者もエンジニアも双方が理解可能な分析を目指します。

この分析手法により、特定の業種・業態、記述者に依存しない形式で明確に記述されます。この結果として電子的処理が可能となり、複雑な業務関連からなる果物間の関連性、整合性などの検証、変更による影響範囲の特定、各イベントのクロスリファレンスなどの処理を行ないます。それらの機能はPEXA Toolsにより提供されます。

PEXA Toolsではプロトタイプのアプリケーションを自動生成するため、実際の動作のシミュレーションを、業務分析している場で確認することができます。

システム開発に直接引き継ぐことができる業務分析結果を残す

意味のない業務分析でよく起こりがちなパターンがあります。

 

    • ①業務の洗い出しができていない。
    • ②BPMNやフロー図は作ったが、図を描く粒度がバラバラ。
    • ③業務分析ヒアリング時に細かいロジックやイレギュラーな処理ばかりに目が行って本質的な業務の流れを追えなくなっている
    • ④各種の業務分析成果物(ヒアリングシートやフロー図やデータ構造)の関連性、整合性がわからない

 

アトリスの業務分析ではこれらの失敗パターンに陥らないようにするため、独自のToolやシステムでサポートし、業務分析結果を次の開発企画フェーズにスムーズに引き継げるようになっています。

業務システムのレイヤー構造

アトリスでは、業務システムを複数のレイヤーで分類しながら分析、設計、実装を行います。
業務システムで必要とされる業務ロジックは多岐にわたります。
業務分析の段階で業務内容を漠然ととらえていると、ロジックが複雑になりすぎて、モデリング工数、開発工数、変更工数、そしてシステムの品質に大きな悪影響を及ぼします。

 

特長的なロジックはひと塊のレイヤーに属するように分類することで、レイヤー間でロジックが混ざらないようにシステムアーキテクチャを設計します。
これにより、システム開発における業務ロジックの複雑さを低減することができ、開発、変更、テストなどを容易におこなえる仕組みを実現します。

 

今から構築しようとしているシステムがどのレイヤーのシステムなのかを特定することができれば、フレームワークを使って高速にシステム開発が可能となっています。

Pre Business(プレビジネス)

業務を開始する際の基準を管理する領域です。
・対象となる業務を開始するか否かの判断
・どのような業務を開始するかの判断

Pre BusinessをサポートするフレームワークとしてRightPathを製品化しています。

Main Business(メインビジネス)

業務の指示/実績管理など業務上扱うデータ(伝票イメージ)の流れとしてフロー図で表現できる領域です。
Main BusinessをサポートするフレームワークとしてPexaWorksを製品化してます。

Sub Business(サブビジネス)

業務の結果として付随的に動く領域です。
Sub BusinessをサポートするフレームワークとしてAET FrameWorkを製品化しています。

Post Business(ポストビジネス)

業務の結果を締めて集計し、なんらかの値(給与金額、請求金額、原価計算)などを求める領域です。

Post BusinessをサポートするフレームワークとしてAssignment Frameworkを製品化しています。

↓↓↓業務レイヤー構造の説明図↓↓↓

業務分析結果の有効活用

業務分析を行ったあと、作成された成果物を一覧にまとめる作業や、分析結果を特定のキーワードをキーにしてドキュメント間を掘り下げて検索したりする必要があります。
開発工程では理想的には業務分析結果を材料として様々な角度から検証できればいいのですが、ドキュメントベースの管理方法では残念ながらうまく行きません。
大規模なシステム開発では各種の書類、資料等、分析結果の管理はとても重要になってきます。

 

PEXA分析手法では、成果物をデータベースで一元管理を行う仕組みも用意しています。
オンライン、バッチの分析情報も併せてデータベースにインポートしておくことで、
色々な部門の関係者が同一のプラットフォーム上でWebポータルから、分析結果をレポートとして取り出すことができます。
業務分析結果を共有化を実現することで、組織全体で業務内容を把握することが可能です。
業務の見える化、システムの見える化の強力にサポートします。

 

システム開発に役立つだけではなく、現行業務フローを新たに現場に来た職員のトレーイング教材の基礎資料として活用するなど様々な利用方法が可能です。